【作例あり】ZX C-PLフィルターで反射をコントロールする技術

こんにちは、shuheiです。

今日は珍しく「○○する技術」がハマるタイトルの記事です。

風景写真ばかり撮っていたいのですがそうもいかない日々を過ごしておりますが、みなさんフィルターは付けていますか?

今日はケンコーのZX C-PLというPLフィルターを使って写真を撮ってみようというレビュー記事となります。

 

それでは本日もよろしくお願いします。

C-PLフィルターとは

レンズに装着するフィルターって色んな種類がありますよね。

レンズを傷から守る為の保護フィルター。光源を滲ませたりふんわりした雰囲気を演出するソフトフィルター。露出を抑えるNDフィルター。そして今回レビューするC-PLフィルターです。

 

C-PLフィルターは日本語で円偏向フィルターといい、2枚の偏光レンズを重ねる事で特定方向からの光のみ通過させ、反射光を抑え色彩豊かな写真を撮る為に使われます。

 

例えば水面や窓ガラスなどの反射を抑えたり、青空の色を鮮やかに写すなどの利用方法があります。

青空の色をコントロールする

使い方は簡単です。レンズの前玉に保護フィルターと同じような要領でネジ山に沿ってクルクルと装着します。

この時、あまりキツめに装着すると外しにくくなるので気をつけてください。

 

さて、青空に向けてシャッターを切ってみます。

C-PLフィルター効果薄め

C-PLフィルター効果強め

こちらの2枚はどちらもC-PLフィルターを装着した状態で撮影をしていますが、下の写真の方が青空が濃く出ているのがわかると思います。

青空は光が空気中で乱反射している為、偏光フィルターで光の通過量を調整する事で色彩をコントロールできます。

水面の反射をコントロールする

また、水面の反射などを調節すると水面の反射によるキラキラ感と水中の様子をバランスよく写し、綺麗な透き通った水の表現ができます。

岐阜県にあるモネの池と呼ばれる水が透き通っていることで有名なスポットの撮影にも活躍できそうです。

こちらは逆にガッツリ反射させて水がある事を強調した写真です。5月に水が張られた棚田を写したものです。

遠くの風景を撮ったものなので少しでも反射がないと水が張っていることが伝わらない写真になってしまいます。

こちらも有名な三重のスポット、丸山千枚田という棚田です。

 

そしてこちらは逆に水面の反射を限界まで抑えた写真です。

川底の岩が透けて見えているのがわかりますでしょうか?

これらは当然極端な例で、実際にはC-PLフィルターを調整してどれくらい透過させてどれくらい反射させるか?をコントロールするのがC-PLフィルターの上手な使い方ですね。

C-PLフィルターの弱点

こんなに便利ならずっと付けておけばいい、と思うかもしれません。

実際、風景写真を撮る人の中にはC-PLフィルターを付けっぱなしにする人もいますし、僕も実はそうです。

ですがそんな便利なC-PLフィルターにも弱点があります。

1〜2段分暗くなる

2段というと絞りならF8からF16に、シャッタースピードなら1/125秒が1/500秒になるほど暗くなります。結構光量落ちますよね。

色被りする

多くのC-PLフィルターではイエローの色被りが起きやすくなる傾向があります。質の高いフィルターだとその色被りが比較的少ない傾向にはありますが、やはりフィルターレスの状態と比較すると多少は色被りが起きてしまい、目で見たままの忠実な色を再現するのは難しくなります。

ケンコー ZX C-PLフィルター

www.kenko-tokina.co.jp

各社からC-PLフィルターが発売されていますが、おすすめはケンコーのZX C-PLフィルターです。もちろん僕も使っています。

このC-PLフィルターが他のC-PLフィルターと違う点は以下3点です。

暗くなりにくい

C-PLフィルターは暗くなりやすいとお話ししましたが、通常2段分暗くなってしまうところ、ZX C-PLフィルターは1段分の光量落ちに抑えています。

C-PLフィルターを夜に利用するケースはないこともないのでなるべく暗くならないに越したことはありませんね。

色被りが少ない

これは体感でも感じていて、他のC-PLフィルターと比較して色被りが非常に少ないです。ほとんどないとも言えるレベルで、これならJPGの被り補正でも十分対応できます。

フィルターが薄い

たまに広角のレンズにフィルターをつけるとケラれてしまうことがあるのですが、このフィルターは薄いので比較的ケラれにくいですね。

レンズの端っこにフィルターが映り込んでしまうことをケラれると言います。

ゴースト・フレアが出にくい

これはどんな種類のフィルターにも言えるのですが、基本的にフィルターをつけるとゴーストやフレアが出やすくなってしまいます。

このZX C-PLフィルターも例外ではなく、特にゴースト・フレア耐性の強いNikonNIKKOR Zシリーズのレンズにフィルターをつけるとどうしてもゴーストやフレアが出やすくなってしまいますが、ZX C-PLフィルターは中もで比較的抑えられているのではないかなと思います。

ただ、ゴーストやフレアは出るものとして、好みのゴーストか?好みのフレアか?でフィルターを選んでもいいのではないかなと思います。

まとめ

C-PLフィルターで反射をコントロールすることで写真表現の幅が広がりました。

風景写真撮影をする方は必須装備に近いと思いますので、ぜひ試してみて下さいね。

それでは今日はこのあたりで。

2024年登山活動でやりたいこと

こんにちは、shuheiです。

今日は2024年に登りたい山をパパッと取り上げたいなと思います。

それでは本日もよろしくお願いします。

2023年の振り返り

さて、2023年の初めに僕はどんなことを言っていたのかと言いますと……。

shuinout.hatenablog.jp

すごい夢を語っていますが蓋を開ければ行った山行はなんと大菩薩嶺だけ……。

いくらなんでも流石にひどいので、今年はもう年始に予定を無理やり入れてしまいましょう。

その中でもいくつか登りたい山をピックアップします。

燕岳常念岳縦走

去年2023年も行きたいと言っていた山行です。ただ近年北アルプスは登山者が爆増し、もはや観光地並みの人混みのようで若干どうしようかなという気持ちではあります。

ただ以前燕岳の燕山荘に泊まった時の山行が本当に楽しすぎて、もう一度あの体験を望んでいます。正直本当に行けるのか、体力的にも時間的にも予約状況的にも不安ではありますが、今年こそはという気持ちで目指してみたいなと思います。

赤岳

八ヶ岳、実はあまり行ったことがないのでずっと行きたかった山なんです。

特に赤岳頂上山荘にはずっと泊まりたいと思っていて、赤岳から見下ろす早朝の八ヶ岳とか最高じゃん!と期待しています。

実は数年前に赤岳頂上山荘の宿泊券がふるさと納税の返礼品にあったので密かに狙っているんですよね。写真的にもめちゃくちゃ楽しみな山です。

唐松岳五竜岳縦走

2022年に行こうとして、大雨の中唐松岳で撤退した山行です。

昼過ぎに唐松岳頂上山荘に到着してから翌日昼前までずっと雨が降っていて、雨音を聞きにわざわざ登ったのかという気持ちになりました。

本当は五竜岳まで行くつもりでしたが、単独でしたし岩場は慣れていないし、行ったところで景色もほとんど見えないし、いいこと何も無かったので泣く泣く下山しました。だったらテント張らずに日帰りすれば良かったのでは?

という苦い思い出があるのでリベンジという意味でももう一度挑戦したいです。

ただあれ以来、岩場なんて全然行っていないのでどこかで練習しないとな……。

 

他にも行きたい山はたくさんあるのですが、やひり昔ほど毎週毎週山に行くようなことはなかなか難しいですね。

それでも時間を見つけて山行に出かけたいです。

今日はこの辺りで。

2024年写真活動でやりたいこと

こんにちは、shuheiです。

年始から大変なスタートとなってしまいましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

今年もどうかよろしくお願い申し上げると共に、新年の抱負を語らせていただきます。

それでは本日もよろしくお願いします。

2023年の振り返り

抱負を語る前に、昨年掲げたやりたいことはどうだったのか、振り返ってみます。

shuinout.hatenablog.jp

2023年写真活動でやりたいこととして、写真展冬季撮影海外撮影の3つを挙げました。

写真展についてはFine Art Photography Exhibitionに出展し、初めて写真展に参加する経験をさせてもらいました。

shuinout.hatenablog.jp

また、海外撮影もフランスギリシャカタールと一応三カ国を巡ることができ、大変満足しています。

 

一方で冬季撮影はあまり機会に恵まれず、スタッドレスタイヤが泣いていましたね。ごめんなさい。

一応何回か出かけましたが、もっと大雪原とかそういうところに行けたら良かったなと思います。

 

では、それを踏まえて今年2024年のやりたいことです。

写真展

今年もまた写真展に出展します。

2024年1月12日〜2024年1月14日、東京池袋にある東京芸術劇場ギャラリー2にてFine Art Photography Exhibition Vol.4に出展します。

nihonbungei.net

もしお近くの方でご都合つくようでしたら無料で入場できますのでお越しいただければ幸いです。

 

やはりプリントした自分の写真を見るのは普段ディスプレイで見る写真とは一味も二味違って、新しい写真の楽しみ方ができます。

写真展に出展しなくとも是非プリントして自室に飾ってみてはいかがでしょうか。

フォトコンテストで入賞

最近少しずつ自分の写真について、どういった写真が好きでどういった写真が嫌いか、なんとなく分かるようになってきました。

そしてそれと同時に自分はSNSすごく下手くそだなとも思うんですね。

ただそこで、「そこら辺で定期的にバズってるSNSフォトグラファーより自分写真の方がいい写真撮れてる!」なんてイキリ散らかしてしまうのも考えもの。

であればちゃんと誰かに認めてもらえた方がいいんじゃないかと思ったのです。

もちろん誰かに認められないといけないというわけでは当然ないのですが、ただ漠然と写真を撮り続けるよりもモチベーションになるようなことがあった方が楽しいかなという動機です。

ブログを頑張る

この「カメラを買う技術」というブログは自分が写真を撮る時、機材を選ぶ時、撮影地を選ぶ時に考えていることをなるべく言語化して残しておきたいという気持ちで始めました。

そして「すべての趣味は写真に通ずる」というモットーで運営をしています。昨年はいろんなことがあり、疎かにしてしまったノウハウの言語化や機材や光学の勉強、写真ともっと向き合える一年にしたいと考え、この目標を立てました。

そしてやはりと言うべきか、皆さん機材の話好きなんだなあと言うことで、もっと色んな機材やアクセサリを深掘りした記事を書けたらなと思います。

 

それでは今日はこの辺りで。

2023年を振り返る技術

こんにちは、shuheiです。

2023年、みなさんどんな年でしたか?

あっという間に年末です。

 

というわけで、今年2023年を振り返り総括をしていきます。

それではよろしくお願いします。

トピック

まずは各トピックからです

1月

自転車 ブルベ BRM109東京200はとばす完走

写真 鎌倉山展望台、袋田の滝撮影

2月

写真 CP+2023参加

写真 写真展Fine Art Photography Exhibition出展

3月

自転車 ブルベ BRM311埼玉300常陸完走

自転車 ブルベ BRM318千葉400白河完走

4月

自転車 ブルベ BRM408千葉400房総リタイア

自転車 ブルベ BRM422埼玉600二本松完走

5月

写真 丸山千枚田撮影

写真 RICOH GR III Diary Edition 購入

写真 真鶴三ツ石星景写真撮影

自転車 ブルベ BRM520たまがわ400石廊崎完走

自転車 ブルベ BRM527たまがわ400金精峠完走

6月

自転車 第19回Mt.富士ヒルクライムブルーリング完走

7月

登山 大菩薩嶺トレラン

自転車 ブルベ SR600 Fujiリタイア

自転車 ブルベ BRM722埼玉400白河完走

8月

新型コロナウイルス罹患

自転車 ブルベ パリブレストパリランドヌール2023完走

写真 パリ撮影

9月

写真 那智の滝撮影

動画 Insta360 X3購入

自転車 ブルベ BRM930たまがわ300足尾完走

10月

写真 ギリシャカタール撮影

写真 NICO STOP PHOTO FES参加

11月

写真 伊豆大島撮影

12月

特になし……

 

では大きなトピックを個別に振り返っていきます。

パリブレストパリランドヌール2023完走

shuinout.hatenablog.jp

8月20日から24日まで、フランスのパリから大西洋のブレストまでの往復1,200kmを自転車で90時間以内の完走を目指すパリブレストパリランドヌール2023、通称PBPというブルベを完走する為に約1年間準備に費やし、87時間41分で無事完走することができました。

その為に年始から200kmだの300kmだの400kmだの600kmだのをコンスタントに走り、トレーニングやロングライドの技術を磨いてきました。

今年の前半はそのほとんどをPBPの完走の為に費やしてしまいましたが、無事に完走できたので何も言うことはありません。

 

人生二度目の海外旅行というのもなかなか個人的にはインパクトが大きかったのですが、海外旅行自体の準備よりもPBP完走の為の準備が大変すぎて、むしろ海外旅行そのものはそんなに大変じゃないかもしれないと精神的なハードルが下がったのも良かったかな。金銭的なハードルは上がる一方ですが、円安のおかげで。

ギリシャカタール旅行

そして下がったハードルにより三度目の海外旅行がギリシャカタールでした。

合計10日間ほど日本を離れていましたが、ずっと観光に時間を当てられたので、ただただ楽しいだけの旅行でした。観光旅行素晴らしい。

向かったのはサントリーニ島、ミコノス島、アテネ、デルフィ遺跡、メテオラ、カタールのドーハで5つのホテルを渡り歩くとにかく移動が多くなってしまいました。おかげでたくさんの観光地を巡ったり、食事を楽しんだり、写真もたくさん撮れました。

この規模の旅行、もっと気軽に行けたらなあ。

 

また、この旅行から動画に興味を持ち始め、2つほど動画を制作しました。

youtu.be

youtu.be

写真と違い、撮影にも編集にも非常に時間がかかりますし、Nikon Z 6ではRAW動画もLog動画もカメラ内で録画できないので、RAW撮影した写真と比べてカラーコレクションがめちゃくちゃ大変なのですが、それもまた楽しみのひとつですね。

Fine Art Photography Exhibition

2月、写真映像の展示会CP+2023と同じタイミングで、横浜みなとみらいで初めて写真展に出展をしました。

それまで撮った写真を印刷するということもほとんど経験がなかったので、これを機に自室に写真を飾るようになりました。

今度また2023年を総括するように部屋の写真の入れ替えを考えています。四つ切りサイズで1枚数千円程度で印刷できますし、額縁を選ぶ楽しみも増えてプリントしてみて良かったなと思っています。

2023年総括

フランスにギリシャにと、なかなかに忙しい年だったなと思います。

新しいカメラを買ったり、動画を始めたり、自転車で1,200kmを目指したりと色々と挑戦をした年でした。間違いなくこの先10年を代表するような年になったかなと思います。

来年はもう少し登山と写真の比率を増やしていけたらなと思います。年明けに写真展も控えていますしね。

それでは今日はこの辺りで。

2023年買って良かったものを紹介する技術(番外編)

こんにちは、shuheiです。

前回、前々回と、今年買って良かったものをカメラ編、自転車編として紹介しましたが、紹介しきれていないので、番外編としてこちらの記事で消化しようと思います。

それでは本日もよろしくお願いします。

iPhone15 Pro

www.apple.com

以前まで使っていたiPhone12 Proが大分古くなってしまったので下取りという形で交換購入しました。

正直12 Proを買った時、カメラの性能ではPixelに敵わないんだなと悟ったため、iPhoneはもうフラッグシップを買う必要はないと判断しましたが、結局15 Proを買ってしまいました。

なぜか。

チタンボディだからですね。

カメラや自転車に詳しくなると段々とカーボンやマグネシウム合金やチタンなどと素材に対して憧れが生まれるようになるのですが、はっきり言ってその結果です。

でも残念なことに僕はケースを利用しているのでチタンを直に触れることはないのですが……。

ということでケースとストラップの紹介です。

Everyday Case for iPhone 15 Pro V2jp.peakdesign.com

Leashjp.peakdesign.com

Anchor Linksjp.peakdesign.com

スマホにショルダーストラップを付けている人を時々見かけると思うのですが、突如アレをやってみたくなったので手元にあった余りのアンカーリンクスをケースの穴に付けてストラップを付けたらうまくいったので、以来気に入って運用しています。

海外旅行でもスマホを盗られにくくなりますしね。

モバイルケースであるエブリデイループケースはMag Safe対応なのでAppleの無接点充電機にも付けられますし、Peak Designの車用ドックにも付けられます。

また、自転車のステムにはハードロックできるマウントを付けていてこれも非常に使いやすいので、スマホ周りのアクセサリもカメラ同様Peak Designのエコシステムに囲まれています。

ちょっとトータルの費用は掛かりますが、個人的に手放せないアクセサリとなっています。

Sea to Summit ウルトラシルデイパック

www.lostarrow.co.jp

畳むと手のひらサイズになるアタックザック。かなり小さくなるので旅行カバンの隅や、自転車のサドルバッグ、サイクルジャージの背面ポケットに入れておいて、ちょっと荷物が出てきたなってなった時に取り出してデイパックとして使えます。

PBPの時も急遽荷物が増えてしまい、300kmほど背負って走りましたし、海外旅行の時もスーツケースをホテルに置いて、ちょっとしたものを入れて街を散策したい時に便利でした。

ただし海外旅行でバックパックはナイフで切り込みを入れて中の物を盗まれてしまうリスクもあるので、ちょっと上着を入れておきたいとか、飲み物を入れておきたいというような使い方に留めるのがベターです。

また軽くて小さいのであまり重たいものを入れるとショルダーハーネスの付け根の縫製がほつれてしまいますので気をつけてください。

モンベル スペリオルダウンジャケット

webshop.montbell.jp

軽量で暖かいダウンが欲しくなって購入しました。ユニクロのウルトラライトダウンと比較して暖かさは同じくらいですが、重量面においてアドバンテージがあります。ダウンのFPもモンベルの方が数値が大きいので、同じ保温力をより低質量で実現できるんですね。

そしてダウンウェアはどんどんダウンやフェザーが抜けていってしまうのですが、有料ではあるもののダウンの補充ができます。嬉しい。

 

2023年はやはり自転車関連、海外旅行関連の買い物が多くなってしまいましたが、なるべく潰しの効くものを購入するようにしていました。

自転車用ライトとか4本もいつ使うんだよみたいなものもありますが……。

2024年は久しぶりに登山系のギアを拡充させたいですね。

それでは今日はこの辺りで。

2023年買って良かったものを紹介する技術(自転車編)

こんにちは、shuheiです。

今年は本当によく走りました。

と言ってもそれでも年間10,000kmには全然到達していないので、来年の僕にしてはという意味ではありますが。

さて、そんな僕ですが今年初のPBP参加ということで消耗品から周辺のアクセサリから細かいパーツなど色んなものを買って試した上で、本当に買ってよかったものを紹介します。

それでは本日もよろしくお願いします。

APIDURA エクスペディショントップチューブバッグ(ラージ)

www.alternative-bikes.com

ブルベを始めるまで、いや始めてなお、トップチューブバッグに対して苦手意識を持っていましたが、スマホやサイコンを充電しながら走行するシチュエーションがブルベに多く、とうとう導入したのですがもっと早く買っておけば良かったと思いました。

ペダリングの邪魔をし膝を痛める事態を懸念していたのですが、むしろ真っ直ぐ膝を動かす意識ができるようになって、ペダリングが快適になったまでありました。

ダンシングの時は少し内腿が当たることがありますが、特に気になることもなく良かったなと思っています。

 

主にモバイルバッテリーとケーブル、そして補給食のゴミ箱として使っていましたが、何かビニール袋で養生した方がいいですね。でないとカロリーメイトの食べカスが中で暴れて、ケーブルの端子に詰まってしまいます。

APIDURA エクスペディション・サドルパック(17L)

www.alternative-bikes.com

大容量のサドルバッグですが、これPBP後に買いました。実はPBP中にサドルバッグが壊れてしまったからなんです。サドルに固定するベルトの一部がバッグ本体から剥がれてしまったのです。壊れはしましたが、なんとかゴールはできました。ただそのまま運用するのは怖かったので入れ替えという形でAPIDURAのサドルバッグを購入しました。

 

これまでも大容量サドルバッグを利用してきましたが、このサドルバッグは比較的横に広がりやすい構造をしているんですね。これまで使ってきたサドルバッグは後ろに伸びる特性があったので、大量にものを詰めるとどうしても長く長く海老のように反ってしまう傾向がありました。

しかしこのAPIDURAのサドルバッグは横に大きくなるので、ものをたくさん詰めても後ろに伸びにくく、ダンシングをした時にフラフラと振られにくいのが良かったですね。

僕自身、あんまりダンシングを多用しないタイプなので、そこまで気になっていたことではないのですが、サドルバッグとダンシングとの相性の悪さをネガティブに捉えていた方はぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに国内ブルベではそこまででしたが、PBPではかなり多くの選手がAPIDURAを利用していたように感じました。

 

強いて欠点を挙げるとすれば、バッグの口を止めるバックルがオスメス交互になっていないので、ロールトップのような閉め方がこのバッグだとできません。

PBPでも使ったGORIXのものはオスメスが交互についているのでロールトップができる

これができると何が便利かというと、ホテルやレストランなどで長時間自転車から離れる際に、サドルバッグを持って行きやすいんですよね。

このロールトップを持ち手にすると持ち運びしやすいのですが、これができないとなんか適当なところを持たなくちゃいけないのでまあまあ持ちにくいのが難点です。

TNI LW168 カーボンシートポスト

shuinout.hatenablog.jp

カーボンにすることで多少軽くなるかなと期待して付け替えたのですが、ヤグラが重たかったのと、シートチューブに合わせて切断していないので、以前まで利用していたアルミシートポストと比べて若干重たくなってしまったシートポストなのですが、オフセット量を増やしたのと、カーボンの性質上アルミよりも振動吸収性が高まったので乗り心地の向上ができました。

体感で100kmくらい走ってもほとんどお尻に違和感が出ませんでした。

CATEYE TIGHT

これまで充電式LEDのテールライトを使っていたのですが、点灯時間がどうしても4〜6時間程度と短く、最低でも10時間は走るブルベでは運用が難しかったので、電池式のテールライトに変えてみました。

これが本当に大正解で、2,000kmくらいずっとつけっぱなしにして初めて電池を交換しました。

ブルベでは基本的にテールライトを2灯装備しているので、トータル4,000kmくらい走れてしまう計算になりますね。すごい。

PBPでは仮眠の時以外はずっとつけていましたが、当然のように1灯で事足りました。

 

PBPイヤーだったのでもっと大量に自転車パーツなど買っているかなと思ったのですが、意外とそうでもなかったですね。

消耗品の交換や壊れてしまったパーツの買い直しなどが多かったのかも。

あとウェア類が含まれていないのもあるかも。

 

さて次回はとうとう番外編です。

それでは今日はこの辺りで。

2023年買って良かったものを紹介する技術(カメラ編)

こんにちは、shuheiです。

今年買ったカメラ関連用品から、良かったものを紹介するアレです。

それでは本日もよろしくお願いします。

RICOH GR III Diary Edition

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今年買ったカメラ関連の中で最も高価かつ、最も出番が多かったのがこのRICOH GR III Diary Editionです。

究極のスナップカメラと名高い高級コンデジ

お散歩や気軽なお出かけはもちろん、フランスやギリシャでも大活躍でした。

shuinout.hatenablog.jp

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これだけ小型軽量にも関わらずAPS-Cセンサーを搭載し、35mm換算28mm F2.8単焦点レンズで暗い場所も難なく撮影できました。

ずっと欲しいと思っていたカメラで今年すごい出番が多かったのですが、反面Nikon Z 6はおろかNikon Z fcの出番も非常に少なくなってしまいました。よくないな。

そろそろGR IVの発表があっても不思議じゃないですが、いつなんでしょう?次は瞳AF辺りが搭載されそう。

Insta 360 X3

何年も前にGoPro Hero5を手放して以来のアクションカムを購入しました。

このカメラは360°カメラで画角を気にせず撮影し、編集時に画角を決めれば良いのでアクションカムの運用方法としては非常に助かります。

これは正直衝動買いでしたが、結果良い買い物ができたなと思っています。少し高かったけどね。

実を言うとPBPで動画撮影できないか迷っていて、走りに集中したい為購入を見送ったのです。

しかし、帰国後いろんな方がPBPの動画をYouTubeにアップしているのを見て、まあ端的に羨ましくなったんですよね。

初めのうちはレンズに傷が付くことが怖くて公式のレンズカバーを付けて運用していたのですが、あまりに画質が悪かったので外してしまいました。

SmallRig ボールヘッド雲台&ミニ三脚セット

この価格帯のミニ三脚の中では非常にしっかりした作りと固定力が気に入っています。

特にここでめちゃくちゃ助かった!ということはないのですが、大きな三脚を持っていけないような場面でもスッとポケットに入る大きさにも関わらず、なかなか質感も高いのでとても気に入っています。

今度ちゃんとレビューしよう。

 

他にも消耗品やフィルターなど購入したのですが、残念ながら未使用のものもあり、来年の天の川シーズンには投入したいものがいくつか控えているので12月の今からとても楽しみにしています。

今日はこのあたりで。