雨の日にロードバイクに乗る技術

こんにちは、shuheiです。

みなさん、防水してますか?

以前雨の中400km自転車で走ってきたよという記事を書いたのですが、その時に色々と勉強になったので、改めて雨の日にロードバイク、自転車に乗る方法を考えてみたいと思います。

shuinout.hatenablog.jp

それでは本日もよろしくお願いします。

レインウェアを着る

雨や汗で体が濡れた状態で風にあたると体がどんどん冷えていきます。それは気過熱として体温が奪われたり、空気より水の方が熱伝導率が高く、やはり体温が奪われてしまうことが原因です。

そうならない為に、体を濡らさないこと、体から水が離れる手段を考えた時に、真っ先に取られる手段がレインウェアを着ることです。

 

いろんな種類がある中で、GORE-TEXファブリックスを使用したレインウェアが理想です。

GORE-TEXファブリックスとは、透湿防水性が高いフィルムのことで、レインウェアはこのフィルムの外側と内側に表地と裏地を貼り付けています。

防水は水の侵入を防ぐこと、透湿性とはウェア内の湿気を外に逃すことで、汗で蒸れにくい作りになっています。

ロードバイクは常に汗をかき続けるスポーツなので、コンビニなどで売っているビニールのカッパなどでは、雨の侵入は防げますが、自分の汗で服が濡れ続けてしまい、結果として体が濡れた状態になり、冷えに繋がってしまいます。

 

アウトドアメーカーが販売しているレインウェアは、登山で利用するシーンを想定していて、かなり高い透湿防水性と軽量なものが多いので、高価ではありますが非常におすすめです。

webshop.montbell.jp

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ですが、モンベルの商品は比較的手頃でクオリティも高く、また壊れてしまった時の修理や部品取り寄せなどのサポートが非常に充実しています。

レインパンツに関しては履かない人も多いですが、いざという時に持っているのといないのとでは大きな違いなので、一着持っておくことをおすすめします。

また、登山中もそうですが、レインウェアはウインドブレーカーや防寒着として使うこともできます。

僕は登山用に持っているノースフェイスのクライムライトジャケットを使っていますが、少し身幅が大きくロードバイクで走ることを考えると空気抵抗が大きい為、あまり適してはいません。

テムレスを付ける

春先くらいまでの寒い時期、特にブルベなどでオーバーナイトで走ることを想定すると、手先の防水防寒も非常に大事になってきます。

ただ他のアウトドアと違い、ロードバイクは手先で操作することが多い為、あまり五羽付きのある大きなグローブは付けられません。

またレインウェアと違って防寒着として利用する場面もあまりない為、テムレスをお勧めします。

www.showaglove.co.jp

このテムレスにはいくつかシリーズがありますが、ドローコードが付いていて、裏起毛の02winterがおすすめです。

裏起毛は暑くていらないなという方はこちらの03advanceがいいですね。

www.showaglove.co.jp

02winterは雪山登山で利用する人もいるくらいの人気商品です。

僕はこの下にパッド付きの指抜きグローブを付けて、アウターグローブのようにして使っています。

 

付け方にコツがあって、ドローコードがあるので、レインウェアの上からグローブを付けたくなるのですが、腕の上から滴り落ちてくる水がグローブの内部に侵入してしまうので、必ずグローブの上からレインウェアの袖を被せるようにしてください

レインシューズカバーを付ける

ロードバイク用のビンディングシューズはSPDにしろSPD-SLにしろLOOKにしろTimeにしろ、基本的に通気性がめちゃくちゃ良いように作られています。

なんならクリートを止めるネジ穴は足裏まで貫通していて防ぐ気なんて微塵もありません。

雨の侵入を防ぐ為にはレインシューズカバーを付けるのですが、これどうなんでしょう?正直全然水を止められる気がしませんが、気休めくらいにはなるんでしょうか?

そこでおすすめの方法は、靴下の上からビニール袋を履き、そのまま靴を履いて、最後にレインカバーを付ける方法です。

確かに汗で蒸れはしますが、雨でビチャビチャになってしまうよりは随分とマシです。

足先も手先と同じように、長時間濡らしてしまうと走行に影響が出てしまうので、なるべくなら濡らさない方がいいですね。

またこちらもグローブの時と同じで、必ずレインパンツの裾でレインシューズを覆うようにしてください。

逆にしてしまうと、同じ理屈でレインパンツから落ちてきた雨水がカバーの中に進駐してしまいます。

妥協点も必要

これら完全防水を決め込んでも、何時間もロードバイクで走っていればいずれ浸水してきてしまいます。それでもノーガードで雨に濡れるよりは全然マシにはなります。

ただ、季節によっては体が濡れることのデメリットがあまりなかったりもするので、その場合、レインウェアを持ったり、グローブを用意するのはただ荷物を増やすだけになりかねません。

登山と違って、どうしても雨で進めなくなってしまったら途中で走るのをやめることだってできます。輪行袋があれば最寄りの駅まで行けますし、仮になくてもタクシーを呼ぶなど、現実的な散財でドロップすることができます(逆に山の場合はほぼほぼ不可能に近く、緊急時オペレーションとなります)。

そもそも雨が降りそうならば走りに行かない選択をするのがベストですが、そうもいかない事情もありますので、今回ご紹介した防水テクニックを使ってよいレインライドを楽しんでもらえたらと思います。

それでは、本日はこんなところで。

BRM318千葉400に参加してきました

こんにちは、shuheiです。

先日、AJ千葉主催の400kmブルベに参加してきました。雨と風と寒さの中、初めて400kmのブルベだったので大変厳しいブルベとなりましたが、そのレポートをさせていただきます。

それでは本日もよろしくお願いします。

スタート 手賀沼親水広場

ここ最近ずっと暖かい日が続き、いつの間にか春になったなと思っていたのに、当日は雨そして気温が低いというなかなかの状況でした。前日前々日くらいまで出走を悩んでいましたが、出走することにしました。

そして、スタート地点に行ってみればほっとんどDNSしてました。そりゃそうですよね。3月のまだ寒い中、雨は降ってるし目的地である白河はみぞれになってるっていうし、もう何しに行くんですかね。

ブリーフィング始まるなり、「みなさんは変態ですね」と始まりました。せやな。

言うても登山で身につけた防水と防寒の知識。自転車界隈では僕もそれなりに防水防寒ガチ勢です。

上下レインと指切りグローブに防寒テムレス、レインシューズカバーをつけて出走しましたが、わずか15分で足先に浸水を感じました。

今はまだ大した問題を感じていませんが、白河でとんでもないことになる予感がして、すぐさまコンビニに退避。ビニール袋を購入し、靴下の上からビニール袋を履き、靴を履いて、レインカバーをつける作戦に出ました。

それから数時間後、今度は左手に違和感が出てきました。こちらも浸水しています。

防寒テムレスをつけているのにどこから水が入ってくるんだろう?ただまあ入ってきているものは仕方がないので、せめて水と肌が直接当たらないように、いつも持参しているビニール手袋をし、上からグローブ、テムレスの順番に付けてこちらも水と肌が直接触れないようにカバーをしました。これが功を奏し、以降浸水で悩まされることはなくなりました。防水ガチ勢なので。

PC1 ファミリーマート市貝

手賀沼を出て、つくばを超え、益子を抜けた先、89.6km地点でようやくPC1です。

今回も毎度お馴染みKTRさんと一緒に出走したのですが、お互い盛大にルートミスをやらかし、一人旅を決め込んでいました。そしてこんな大雨の状況、DNFの文字がちらつきますが、PC1でなんとか合流できました。

他のランドナーもPC1で暖を取っていて、ラーメンを食べている方がいたので僕も真似してカップヌードルをいただきました。こんなに早い段階でしっかり食事をしたのは久しぶりです。

気を取り直して、80kmほど先の白河を目指し走り出します。

この日は北風があり、基本的にずっと向かい風の中を走らされていました。こういうオーバーナイトのブルベではいかに前半で貯金を作るかがポイントなのに、登り基調ということもあり全然距離が稼げないので少し焦りがありました。

天候も一向に回復しないため、PCでないコンビニで休憩をとりました。

この日は早く帰ることよりも完走することを最優先で走ることにしました。このコンディションの中でも走り抜くということが大事だなと思い出走を決めたということもあります。

那須から白河に抜ける際に、本コース最大の峠越えがありました。標高自体はそこまで高くないし、斜度も5%に満たないのですが、ちょっと長くてだれてしまう。そして向かい風で、雨も降っていて大変でした。

どうにかこうにか峠を越えるとようやく福島県白河市に入りました。突然周りはちらほらと雪が積もっています。僕が到着した頃には気温も上がり雨も上がりかけだったのですが、もう数時間早かったら本当に雪が降っていたみたいです。こわいこわい。

フォトチェックポイント 南湖公園とら食堂

166.0km地点、南湖公園の石碑フォトチェックに到着したのは17時を回っていました。160km程度で10時間を越えたのは初めてかもしれない。それくらい雨風にやられていました。

そして171.0km地点、とら食堂に到着しここも看板のフォトチェック。

AJ千葉のブルベスタッフの方が様子を見に来てくれていて、色々とお話をさせてもらいました。「千葉からわざわざ白河までいらしたんですか?」と聞いたんですが愚問でした。わざわざ来たのはそりゃお前のことだ

到着する前は無理して寄らなくていいかなと思っていましたが、ここでひと息つきたくて寄ってしまいました。僕とKTRさんが注文したのは焼豚ワンタン麺大盛り。配膳された時には映画ドラえもんのび太と日本誕生で猛吹雪の中のび太が以前にもういらないと捨てたラーメンのスープを食べるシーンの再来でした

あっさりしたスープとジューシーなチャーシュー、そして手打ち麺がするすると入っていく食べ心地が最高でした。こんなエクストリームな状況じゃなく普通に食べにまた来たい。

食べ終わるとあたりはすっかり暗く、そして雨は上がっていました。びしょびしょになってしまったグローブをサドルバッグにしまい、新しいフルフィンガーグローブに変えました。乾いていてすごく付け心地良い!ていうかこのサドルバッグの防水力なかなか強いな。フリースも着ましたが全然濡れてない。GORIXさんやりますね。

僕ら二人がとら食堂を最後に出たようです。食事中にもう一人いらっしゃったみたいですがラストオーダー終わっていた為、フォトチェックだけして先行したそうです。

ここで出発の準備をしながらブルベスタッフの方と少し雑談をさせてもらいましたが、とても勉強になるいい話ばかりで、今後の参考にしようと思います。機会があればその時の話も記事にできればいいな。

ここからはナイトライドで福島を抜け茨城に向かって走ります。

降り基調、やや追い風となり、進みやすい状況になってきました。寒さも茨城まで行けば和らぎましたが、だんだんと疲労が蓄積しているのがわかります。そしてトイレが近くなってしまい、たびたびPCでないコンビニに立ち寄り長めの休憩をとりながら進みました。

いいんだ、今日は完走することが目的なのだから。

PC2 セブンイレブン大洗海岸

288.8km地点。大洗海岸に到着しました。

以前、こちらの記事の写真を撮影した時に立ち寄ったコンビニです。

shuinout.hatenablog.jp

まさか自転車で来ることになるとは思っていませんでした。

しかしまだ300kmにも到達していない。結構やばいなと思いながらも、次のPCの締切時間を考えると横になって寝る時間はないねと結論になり、普通に補給をして出発しました。

この頃からだんだん睡魔が襲ってきて、暗いと眠たいくらいしか頭が働かなくなってきていました。

しかし、寒さに関しては一旦解決したため、レインウェア上下を脱ぐことにしました。

やはりレインウェア、特にパンツの方は空気抵抗が非常に高かったようで、今までとは見違えるくらい進むようになりました。レインパンツって本当に非常時以外履かない方がいいな。あるいはもっと足にピッタリするサイズのものを履いた方がいい気がします。そんな商品、自転車ウェアとしてあるのかな。

途中睡魔に勝てなかったり、やはり寒くなってフリースだけ着たりと休憩を挟みながら夜の茨城県を南下していきます。なんかこのブルベ、ほとんどを茨城で過ごした気がします。たぶん実際にそう。

フォトチェックポイント 鹿島神宮山門〜PC3 セブンイレブン香取与田浦店

337.3km地点。深夜の山門にランドナーが数名揃いました。時間は4時半。残り70kmとかなり現実的な距離になってきた頃。

そしてそこから12kmほど走った先にある最後のPC、セブンイレブンに到着したのは5時20分頃。制限時刻まで1時間のところでした。

AJ千葉のブルベスタッフの方が応援に来てくれていて、少しお話をさせてもらいましたところ、未だDNFは1人もいないそうです。なにそれすごすぎでしょ。この雨風の中。

というわけで最初のDNFになりたくないなという気持ちだけで残り50kmのスタートを切ります。

ただ、やはりどのブルベも最後のPCからゴールまでが本当に長い。どうしてだろう、眠気ももちろんあるけど、全然進んでいる気がしない。集中できてないのかなと思いますが、25km地点で休憩れたりしてトボトボと進みます。

夜はとっくに明け、対向車線にはフィニッシュして帰宅中のランドナーとすれ違いました。いや、まだゴールまで40kmあるのに、僕らと80kmも差があるってこと?信じられません。

利根川を渡り、ひたすら我孫子に向かって走るのみ。結構道が悪く、ガタガタしながら走ります。ただ陽が上がっているのに結構寒い。

それでも、このままゴールまで走りきれさえすればタイムアウトはしなさそうなのでゆっくりでもいいので進むようにしました。ていうか天気すごい良い。昨日の天気はどこに行ったのか。

ようやく手賀沼が見え、最後のフィニッシュポイントのセブンイレブンが見えてきました。

ゴール セブンイレブン我孫子高野山店〜手賀沼親水広場

そしてようやく400km!とうとうゴールしました。

記録は25時間34分。正直全然速くないし、睡眠なしでこの記録だと一体どこで何をしてたんだという気持ちになるのですが(特にPBPを意識すると)今日は完走することが最大の目的だったのでこれで良かったと思うことにします。

それにしてもフィニッシュできて良かった。

僕らの後に入ってきたのは二人でしたが、その時点でもまだDNFは一人も出ていないようでした。本当にお疲れ様でした。

振り返り

今回は、反省することや振り返ることは特にないです!

いや、そんなことはないんだけど、過酷なコンディションの中400kmを走り切るという最大の目標が達成できたので、とりあえずはいいかなと思います。

また、3週連続で200km、300km、400kmと走ってきて(200kmは自主的に走ったワンイチ)少し心身に疲労を感じました。やはり突然走り出すものではないし、8月末のPBPまでモチベーションを保ち続けるの大変そうなので、ちょっとだけレストを入れるようにします。

とにもかくにもSRまで残すは600kmのみとなりました。BRM1210東京200、BRM311埼玉300、BRM318千葉400と、順調に完走メダルを増やしてきました。

ただSRはまだスタート地点に立つだけなんだと感じるようになってきました。

SR取得できることと1200kmのPBPを完走できることはまた別の話です。まずは目の前のSRだなんて思っていましたが、そろそろ次の課題に取り掛かる必要が出てきているのかもしれません。

とはいえ、まずは4月末の600を走り切ることが先決なので、そこに向けて頑張っていきます。

今日はこれくらいで。

BRM311埼玉300に参加してきました

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こんにちはshuheiです。

先日、オダックス埼玉主催の300kmブルベに参加してきました。初めてオダックス埼玉のブルベだし初めての300kmだし、非常に楽しかったです。

今日も相棒のKTR氏と一緒に出走しました。

それでは本日もよろしくお願いします。

 

スタート ニューサンピア埼玉おごせ

6時現地入り。N2じゃないブルベは3回目でこんなに人がいることに困惑しながら受付とブリーフィングを受けました。

気温は低めですが、上下フリースジャージで耐えられるくらいの寒さです。

スタートからトレインができてめちゃくちゃかっ飛ばしました。こういうスタートも初めてでびっくりしちゃった。

 

PC1 ファミリーマート小山上立木店

78.7km地点。予定よりも30分以上早く到着できて目を丸くしているKTRさん。

過去のブルベで経験した止まって休憩してるよりチンタラ進んだ方が速いを実践する為、レシートゲットしてすぐに出発しました。

 

筑波山が遠くに見え、茨城県に入った実感が湧いてきます。

トレインがバラけてしまった為巡航速度は落ちましたが、それでも全然元気に進みます。

気温は寒いも暑いもなくちょうど良い気候。

 

PC2 セイコーマート笠間大渕店

132.2km地点。予定通りくらいの時間で到着し、PC3まで1時間程度で到着するだろうと、ここもすぐに出発しました。

 

少し疲れが来ていたのでモグモグしながらゆっくり進みます。

トレインは完全にバラけ、いつもの2人旅が始まりました。

橋を越えたらPC3です。

 

PC3 ファミリーマート常陸大宮野口店

157.5km地点。14時10分頃到着で、スタートから7時間ほどで折り返しです。

当初の予定よりも随分と早く到着できていたので、少し長めの休憩を入れました。

地べたに座ってパスタを食べながら「久しぶりに座った」なんて話をするのですが、実は僕らずっとサドルの上に座ってるんですよね。でもロングライドしてるとこの感覚伝わると思う。

 

ここから折り返し本番、次のPCまでちょうど100kmで少し長めの区間が始まります。

ここまでずっと平坦だったのですが、茂木の山間をアップダウン繰り返しながら進んでいきます。

少し向かい風で進みにくくなっていましたが、それでも順調に進みます。

やっぱ田舎のブルベは巡航速いですね。これまで都市型ブルベが多かったので、そのギャップに驚いてばかりです。

 

この日は本当に天気が良く、目の前に綺麗な月が上がってきました。

思えばブルベの日は月が綺麗な事多いな。こんな日は600mmの超望遠とZ fcを組み合わせて900mmで切り抜きたい。

 

PC1近くまで戻って、両毛線の踏切を渡ろうとした時、プシューと前方からパンクの音。

KTRさんのパンク修理兼休憩で30分のロスでしたが、今日の僕らはその程度のロスは全然ロスにならないほど絶好調です。

そしてパンク修理が終わる頃には辺りは真っ暗になっていました。

 

PC4 ローソン明和上江黒東店

256.1km地点。まだ20時と言うのに民家も道も真っ暗。みんなどこに行ったの?

寒さが増してきたので暖かいコーヒーだけ飲んだけどトイレ待ちで少し時間が掛かってしまいました。

残り50km弱、暗い夜道をひたすら進みます。

月はいつの間にか高い位置まで上がっています。

 

ゴール ニューサンピア埼玉おごせ

毎回そうなのだけど、残り10kmからが異常に長く感じます。

もう終わりだと思って気が抜けてるのか、ちょっとした坂もなんだか一苦労して登るようです。

最後、駐車場までの坂道をえっちらおっちら登坂し、無事ゴール。タイムは16時間6分と想定していたよりも2時間近く速いタイムでクリアできました。田舎ブルベマジすげえ。

 

振り返り

これまでのロングライドの反省点であった食事とPCでのタイムロスを克服できた素晴らしいライドでした。

 

ただ反省点も当然ありました。

まずは水分補給が足りていなかったこと。

食事の補給はすごく意識して摂るようにしていたので空腹感やシャリバテのような感じには全然ならず、終始それなりのペースで走れたのですが、水分補給が少なかった為、前半で足に来る場面がありました。

最初の50kmを僕にしてはかなりのハイペースで進んだこともありますが、水分が足りていたらもう少しマシだったかなと思います。

 

次に、パンク修理対応。

携帯ポンプを持って行ったのですが、久しぶりに使う為ちょっと手こずってしまったんですよね。

思うように空気が入らずに時間が掛かってしまった。

これはシミュレーションが足りていなかったなと反省し、避難訓練のようにたまには練習しないといけないですね。

まあ僕、生涯で走行中にパンクした事1回もないのですが。だからこそ逆に怖い。

 

そして今回300kmという1日の節目となる距離を走り、色々わかったことがあります。

夏に出走を予定しているPBP1200kmも1日の単位は300kmになるはずで、この300kmをどれくらいのペースで走れるか、どのくらい急げるか、は睡眠時間に関わってきます。

今回、自分的にはかなり頑張って16時間というタイムでした。トラブルもあった為実質15時間台で走れたのだろうとは思いますが、4時間の仮眠後にまた同じタイム感で300km走れるか?と問われると、それはまだ難しい。

300km15時間台を70〜80%くらいの頑張りで走り切れるようにまだまだトレーニングが必要なようです。

 

今日はそんなところで。

PBPに参加する技術

こんにちは、shuheiです。

今年2023年は4年に1度フランスで開催されるパリブレストパリの年です。このパリブレストパリ、通称PBPは誰でも参加できるわけではありません。では今から参加したい場合、どうしたら良いのか?

パリブレストパリ、ブルベなどの紹介をしつつ、参加する方法を見ていきましょう。

パリブレストパリとは

パリ-ブレスト-パリ ランドヌールとは4年に1度フランスで開催され、世界最古の自転車レースです。レースとは言っても他人と速度を競うレースとは違います。

フランスにあるAudax Club Parisienが主催し、パリ郊外を出発しブルターニュ半島の先端、大西洋の面するブレストという街まで片道600km、往復で1,200kmを超えるコースを90時間で完走することを目標とします。

今年2023年は8月20日から8月24日までの4日間が主な開催日で、世界中から8000人が参加します。

参加資格は、主に2022年11月から2023年6月までに、200km、300km、400km、600kmを走破しシュプールランドヌール、通称SRを認定されることです。

ブルベとは

このPBPは最古の自転車レースでありブルベの最高峰です。

ブルベというのは決められたルートを決められた制限時間内に完走すると認定される自転車のイベントです。

日本でも全国で開催されており、主に200km、300km、400km、600kmの4つの距離に対し、例えば昨年2022年12月11日にランドヌ東京で開催されたBRM1211東京200弁天橋はこのようなコースでした。

制限時間は距離によって決まっていて、例えば200kmの場合は13時間30分と決められています。

距離 制限時間
200km 13時間30分
300km 18時間
400km 27時間
600km 40時間

また、1,000km以上走るブルベも存在します。

PBPプレレジストリ

さてそんな過酷なブルベを4つも期間内に走破し認定されなくてはPBPに参加することはできません。早い人は2022年11月と12月でSRの認定を受けてしまいますが、僕のように寒い季節に400kmや600kmなんて無理な人は4月5月くらいに全て走り終えるでしょう。

しかしPBPはすでに始まっています。

プレレジストリ、事前登録があるのです。

事前登録は2023年1月14日から始まっていますが、このプレレジで事前登録するにも資格が必要です。

それは前年度、つまり2021年11月から2022年10月までに、1,000km以上のブルベを完走している人に限って1月14日から事前登録できるのです。

ちなみに僕は昨年度、最長で600kmのブルベを完走しているので、2023年1月28日に事前登録することができ、プレレジストリを完了しています。

つまり事前登録をするためには最低でも前年度に200kmのブルベを完走している必要があります。

SRを目指して

僕は現時点で200kmの認定は受けていますが、残り3つは3月から徐々に取得していくことになります。

次回はSR取得のために考えている参加予定のブルベのお話をします。

それでは今日はこの辺りで。

2023年自転車活動でやりたいこと

こんにちは、shuheiです。

今日は今年2023年、自転車でやりたいことを考えていきます。

それではよろしくお願いします。

 

2023年はPBP

自転車にはブルベと言われるイベントがあります。200km、300km、400km、600kmをそれぞれ制限時間内に決められたルートを自転車で走りゴールするイベントです。

そのブルベの最高峰のイベント、パリブレストパリが今年2023年は4年に一度の開催年となっています。

www.audax-japan.org

去年の振り返り

と、ここで去年を振り返ってみます。

shuinout.hatenablog.jp

去年目標としていたものは、富士ヒルブロンズ、渋峠、乗鞍、浄土平、そしてブルベでした。

残念ながら富士ヒルブロンズは遠く及ばず(90分でブロンズ獲得のところ、110分を超えるタイムでした)、乗鞍、浄土平にも行くことはできませんでした。

かろうじてガッスガスの渋峠は行くことができました。

ですが昨年、初めてブルベというイベントに参加し、2度のDNFを経験し、9月に200km、そして10月には600kmをクリアすることができました。上出来だと思います。

第20回パリブレストパリ

パリブレストパリ、通称PBPに参加しゴールすることこそ今年最大の目標です。

PBPはフランス、パリ郊外をスタートし、大西洋に面するブレストまでの往復1200kmの世界最古の自転車レースであり、ブルベ最高峰のイベントです。

今年39歳になる僕は体力的にも金銭的にも時間的にも次いつ参加できるかわかりません。参加できるチャンスがあるならば、今年パリに行きたいと思いました。

そのためには今年6月までに4つのブルベをクリアしなければなりません。

このPBPのための課題や目標は非常に細かいので別の記事にしようと思っています。

第19回富士ヒルクライムブロンズ

www.fujihc.jp

今年も今年とてこの目標を忘れたわけではありません。

去年のタイムからやはり20分もタイムを縮めなくてはならないのは並大抵のことではないですが、ブルベの合間に練習をしてできる限りタイムを縮めたいです。

考えようによっては今年が一番自転車に乗る可能性があるので、一番富士ヒルのトレーニングができるのかもしれません。

とにもかくにもPBP

海外でロードバイクを乗るなんて、いつかはやってみたいなと思っていました。

ですが、さすがに1200km4日間かけて乗りたいとまでは思っていなかったんですけど笑

とにかく今年はPBPのためにがんばりたい。そんな1年になると思います。

それでは今日はこのあたりで。

写真展に出展しました

こんにちは、shuheiです。

 

先日、人生で初めて写真展に自分で撮影した写真を出展しました。そのうち1日だけですが、実際にお伺いしたのでレポートします。

 

それでは本日もよろしくお願いします。

 

Fine Art photography Exhibition

2023年2月24日(金)から2023年2月26日(日)まで、横浜のみなとみらいギャラリーで開催される日本文藝さん主催の「Fine Art photography Exhibition」に写真を出展しました。

テーマはなく、人物、風景、建物、鉄道などさまざまなジャンルの写真が約100作品が展示されていました。

ギャラリーを訪れて

時々写真展に行くことはありましたが、自分の写真が展示されている写真展は初めてでした。

ギャラリーは横浜のみなとみらい駅直結のクイーンズスクエア内にあるみなとみらいギャラリー。僕は開催2日目の夕方、ちょうどパシフィコ横浜で開催されていたカメラ関連業界の展示会、CP+2023の後に伺いました。

会期が11:00〜18:00ということもあり、入り口はすんなり入ることができました。

中に入ってみると、ずらっと写真が展示してあります。

会場内は僕含め5〜6人でした。日本文藝さんのインスタアカウントでも展示会の様子がアップされていましたが、昼間はもっとたくさんの人が来場されていたようです。

涸沢カールでの1枚

通路の奥を曲がると広間になっていてそこがメインのギャラリーとなっています。その入ってすぐ奥に目をやると僕の写真が展示してありました。

画像上の写真です

これは4年前の2019年に登った、紅葉の涸沢カールで撮った涸沢小屋と穂高の写真です。

かなり昔の写真ですが、この写真を出展した理由は作品作りを意識して撮った写真ではなかったからです。

しかし当時はレタッチの技術も写真を見る技術もなかったため、そんなに気に入った写真ではなかったのですが、数年ぶりにRAWファイルを引っ張り出してきて現像したら、ここ数年作品を意識した写真よりもずっと良い写真に仕上がってしまったからです。

 

こちらがデジタルデータです。

SONY α7III, FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS, 1/125s, F7.1, ISO 100

すでに手放してしまったSONYのα7IIIと標準キットレンズで撮影しています。

写真展を振り返って

たくさんの作品が展示してあり、人も少なかったので1枚1枚じっくりと見ることができました。そして非常に勉強になりました。

普段、たくさん写真を撮って、SNSにアップして、いろんな方の写真を見て、自分の作品に活かせるよう勉強していますが、プリントされた写真がこれだけ展示されていると、いつもとは違うことに気づくことができたかなと思います。

まず、目を引く写真の共通点について、そしてSNSではあまり付けることのないタイトルについて。

 

目を引く写真は写真の主役がとても明るい写真でした。それは写真自体の明暗ではなく、主題がきちんとパッと明るく主役らしさを持った写真でした。

そしてその多くは色彩のコントラストが素晴らしいものでした。暗い背景に浮かんでいる花、主題を引き立てるための補色の副題。それがわかりやすく置かれた構図。

もしくは写真全体が色鮮やかでグッと目を引くような作品。たくさんの人に評価されるいい写真を撮ることが目的ではないですが、とても勉強になる写真展でした。

 

そしてタイトルについて。

これは普段からタイトルをつけることを癖づけていないといけないのかな。写真を見て、タイトルを見て、その写真が引き立つような、想像力を掻き立てられるようなタイトルが付けられた写真は説得力が増すなあと感じました。

僕の写真に「紅葉」とか「秋の穂高」なんて名付けてたらダメなんですよ。見ればわかるもの。

 

今後またこういった写真展に出展する機会があればまた出展したいです。

その時はまた、よろしくお願いします。

最後に、ご来場くださった方、そして今回お声がけいただいた日本文藝さん、本当にありがとうございました。

 

それでは今日はこの辺りで。

 

2023年登山活動でやりたいこと

こんにちは、shuheiです。

今日は2023年の登山活動でやりたいこと、すなわち行きたい山をあーでもないこーでもないする記事です。

それではよろしくお願いします。

去年の振り返り

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去年「2022年登山活動でやりたいこと」という記事で挙げていた山、ほっとんど行っていなくてびっくりしましたが、去年登った山を挙げてみます。

去年は特に天候が悪い日も多く、ほとんど写真になっていない山だらけなのですが、それにしても少ないですね。

思い出深かったのは栗駒山唐松岳あたりでしょうか。栗駒山はずっと行きたかった山で、神の絨毯と呼ばれる綺麗な紅葉が有名な山で、それは見事な紅葉を見ることができました。

唐松岳は、天候が最悪すぎて、雨の音を聞くためにテントを張って一晩過ごしたと言っても過言でない山行でした。行動している時間の3倍くらい寝転がっている時間が長かった……。

さて、今年はどこに登りたいかな。

涸沢カール

正直、今年も事情があってあまり登山に時間を使うことができなさそうです。その中でも久しぶりに行きたいなと思っているのが紅葉の涸沢カールです。

2019年にお邪魔したことがあるのですが、それはそれは素晴らしい山行だったのを覚えています。今年は可能であれば奥穂高まで行って来たいですね。

燕岳常念岳縦走

こちらも2019年に燕岳の燕山荘に小屋泊ピストンしたことがあり、常念岳もずっと気になっている山でした。

基本的には小屋泊よりテント泊が好きなのですが、燕山荘はとても綺麗でご飯も美味しく、ロケーションも最高。大好きな小屋のひとつです。

そして何度も行こうとして悪天候により中止になっている常念岳も行ってみたい。ただそうなると2日目の行程がちょっと長くなってしまいそうだなと懸念はありますが。

今年はどれだけ登れるか

登山始めた頃は、せいぜい週末だけ山登りしてトレーニングになるのだろうかと疑問に思っていましたが、月に2本でもいいから登っておくだけで全然違うんですよね。本当にびっくりします。

だから難易度の高い山はぜひ継続して登山をして挑戦してもらいたいなと思うのですが、少なくとも秋口くらいまで、あまりコンスタントに登山できる状況ではなさそうなので一度登ったことがあって、難易度がわかっている山をチョイスしました。

燕岳は天の川が撮影できたらいいな。

それでは今日はこれくらいで。