こんにちは、shuheiです。
僕はメイン機にNikon Z 6、そしてサブ機にAPS-CのNikon Z fcを使っています。
サブ機のZ fcは2021の夏頃から導入していますが、導入した理由は簡単です。かわいいから。
このスーパー正義かわいいマシンであるZ fcのレンズシステムを考えていこうと思います。
- 現行のAPS-CのZレンズは3種
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
- NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
- NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
- SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
現行のAPS-CのZレンズは3種
2022年1月時点でのZ DXフォーマット(NikonではAPS-CのことをDXフォーマット、フルサイズをFXフォーマットといいます)のレンズは以下の3種です。
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
- NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
- NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
この3種のレンズの使い道と立ち位置を考えていきます。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Nikon Z fcのキットレンズで、フルサイズ35mm換算で24-75mmという最高の標準ズームです。最高なのは換算24mmスタートだからですね。僕は標準広角24mm教に入信しているので、最高です。
元々はNikon Z 50のキットレンズとして発売されたんだけど、Z fcのキットレンズになる時に、スペシャルエディションとして、シルバーに塗装されたなんともレトロ風なレンズとなって発売されました。
これがもうかわいいのなんの。Z fcにつけた時には世界で一番可愛いんじゃないかと思うほど。
レンズの性能としてはもはやキットレンズとは思えない描写の良さがあります。周辺もそこまで乱れてないし、ゴーストも出にくい。そりゃ単焦点のS-Lineのに比べたら性能は劣るかも知れないけど、クイズにでもしない限り見分けつけられないと思う。VR、つまり手ぶれ補正もあるので割とシャッタースピード遅くしても風景ならきちんと止まってくれます。Z 6と大差なく使えてると思います。
Z fcの可愛さに惚れ込んだ僕はもうコレがいいって感じでめちゃくちゃ大事に使っています。
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
さて、ZのDXで使用したことあるのは先ほど紹介した16-50mmだけなので、ここからは僕がどういう使い方を期待するか、話していきます。
この50-250mmは35mm換算で75-375mmというとんでもない望遠ズームレンズです。使ったことないけど望遠大三元の70-200 F2.8みたいな使い方ができそうですね。
かつてNikon D3300というAPS-Cの一眼レフを使っていた時に、たまにAF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm f/4-5.6G IF-EDというレンズを使うことがあり、こちらは換算約82mmから300mm。使い方としては登山中に肩から掛けて、パッと現れたシカとか鳥、同行している友人を少し遠くから撮っていました。ただやはり望遠域のレンズなので、風景を広く撮りたい時は当然ながら標準レンズに付け替えないといけなくて、目的地到着後や休憩中ならいいのですが、森林限界を超えて視界がひらけた瞬間などのシャッターチャンスは逃していました。
そういった意味でもこの50-250mmを使いこなすのは少し難しそうです。
そして何よりシルバーになってないしこのZ fcにはパンケーキレンズじゃないと違和感あるんですよね。Z fcはカメラとしての可愛さを追求していく為のカメラなので用途の合わないこちらのレンズを僕が使うのは難しいかなと思います。
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
こちらはAPS-Cの高倍率ズームレンズ。いわゆる便利ズームってやつですね。描写はとても良いそうです。
さて、こちらはなかなか悩ましいレンズです。
僕はフルサイズの高倍率ズームであるNIKKOR Z 24-200 f/4-6.3 VRを所有しているので、ほとんどカニバってると言っても過言ではないのです。
ただし、先日発売日が決定した24-120mmをフルサイズのZ 6につけることを考えたら広角から望遠まで一本でこなしてくれるAPS-Cの高倍率便利ズームはめちゃくちゃいいポジションにいてくれるんですよね。
最近は常に外に出していつでも撮れるようにZ fc+16-50mmと、登山中はザックにしまっておいて、目的地に着いてからしっかりと撮る為に取り出すZ 6+24-200mmという運用をしているので、いつでも気軽に撮れる望遠域の限界が換算75mmまでなんですよね。
これが18-140mmを導入した場合、換算27mmから210mmまででスナップ感覚で撮影できるようになるのは非常に便利。
そして、腰据えて撮るならS-Lineである24-120mmをZ 6につけるのが合理的なのではと思うようになりました。
しかし、この運用には少しだけ問題というか懸念点があります。
Z fc+便利ズームとZ 6+S-Lineの懸念。
まず作品撮りにおいて、今のところ24-120mm S-Lineの描写を求める機会が少ないということ。まだまだ24-200mmで十分だなって思っちゃってるんですよね、困ったことに。確かにF4通しレンズであることの魅力はめちゃくちゃ感じるんですけど、今じゃない感がある。
そしてもう一つは18-140mmがZ fcに似合わないこと。
シルバーじゃないし、黒いし、ゴツいし、明らかにZ50との組み合わせを意識してますよね。
Z fcは可愛さを追求するカメラなので可愛くないレンズでしかも所有しているレンズとカニバるならこちらもやはり今じゃないのかな。
じゃあ今とは?
登山での風景写真がメインの僕にとって、望遠側って今疎かになってるんです。なのでこちらのレンズを導入したいですね。
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
これに新しくなったマウントアダプターFTZ IIを付けて運用したいですね。
www.nikon-image.comもちろんまともな登山に持って行くようなレンズではありません。Fマウントだし、アダプターも込みにしたらいくら軽いZ fcといえど3kg近い重量になります。
なりますが、APS-CのZ fcに付けたら換算900mmの超望遠になるとしたらめちゃくちゃロマンありませんか。ありますよね。あるんです。
そうなると焦点距離だけで言ったら14mmから900mmまで所有レンズでカバーできるようになるので、少なくとも焦点距離の問題で撮れなくなるものはなくなりますね。
もちろん明るさ、描写、AF速度など、色んなことを考えるともっといいシステムありますが、上を見ていたらキリがないし、まずはどんな構図でも作れるんだという状態がいいですね。かわいさを追求するはずが……。
最高にゴツいレンズを組み合わせることに結論付けてしまいましたが、こういうことを考えてる時もまた楽しい瞬間ですよね。
またシステム考察やっていこうと思います。
今日はこの辺りで。