スピードライトの選び方

こんにちは、shuheiです。

先日、雪の京都を撮影する技術という記事の中で、スピードライトについて話をしましたが、もう少し詳しく話していこうと思います。

 

shuinout.hatenablog.jp

 

それでは本日もよろしくお願いします。

 

スピードライトとは

ストロボと言った方が伝わりやすいかもしれません。モノブロックストロボと区別する為にクリップオンストロボと呼んだりしますね。
一般的にカメラのホットシューに取り付けたられた姿を想像するとわかりやすいですね。

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スピードライトの購入を考える為に押さえておくべきポイントが4つあります。

GN(ガイドナンバー)

ガイドナンバーはスピードライトが照射できる光の強さを表す単位です。一眼レフの内蔵フラッシュがGN12程度、Nikonフラッグシップのスピードライト、SB-5000は最大でGN55です。

ただこのガイドナンバー、計算式があって焦点距離によっても強さが違うので、単純にGN値が高さだけで比較できなかったりしますので、メーカーを跨いで比較したいときは注意が必要です。

このスピードライトのガイドナンバーに対して、1/16や1/32といった発光量を設定して照射します。

焦点距離

レンズの焦点距離はわかるけど、スピードライトの焦点距離?って感じですが、発光の照射角のことです。レンズの画角と同じで、24mmだと広い範囲に照射できて、200mmだと狭い範囲に照射できます。

照射範囲をコントロールすることで、光を当てたくない場所に光が当たらないようにしたり、逆に当てたいところにきっちり当てるということができるようになります。

i-TTL調光

カメラの設定から、スピードライトが測光をして、適切な発光量に調節してくれる機能です。当然マニュアルでも設定できるのですが、初心者だったり急いでいる場合はこちらの機能に頼っても良いのかなと思います。

そして、こちらのi-TTL調光機能を使う場合、カメラのメーカーに合ったスピードライトを使う必要があります。GODOXやニッシンといったサードパーティ製のスピードライトだと、同じ型番でSony用、Nikon用、Canon用とマウントを選ぶようにメーカーを選べるようになっています。

ちなみに、Sony用のスピードライトをNikonのカメラに使ってもi-TTL調光ができないだけで、マニュアル発光はできます。

バッテリー

乾電池式かリチウムイオンを代表とする充電バッテリー式か選べる個体もあります。乾電池式は電池が切れた時にすぐに交換できるというメリットがありますが、フル発光の時の充填インターバルが長いというデメリットがあります。
スピードライトは1/1など強い光を発光すると、次に発光できるまで電力の充填に時間がかかります。リチウムイオン電池の方がこの充填が早いんですね。

逆に充電バッテリー式は交換バッテリーを持っていないといけないというデメリットはあるのですが、充填インターバルが短く、撮影速度が上がるメリットがあります。

特にこだわりがなければ充電バッテリー式にしておいた方が良いと思います。

コマンダー

スピードライトとカメラを離して使いたい時、スピードライトをつけていたカメラのホットシューにコマンダーをつけて、別の場所に設置したスピードライトが発光するという代物です。

必ず必要なものではないですが、スピードライトを順光でしか使えなくなってしまうので、可能であれば同時に用意した方がいいと思います。

どれを選んだらいいのか

まずは僕が持っているスピードライトを紹介します。

まず、GODOX TT685Nというスピードライト、そしてGODOX Xpro-Nというコマンダーです。

僕はNikon Z 6というカメラを使っているのでNikon用のスピードライトとコマンダーを使っていますが、メーカーはGODOXという中国の照明のメーカーです。

スピードライトを実際に使ってみて思ったのは以下の2点です。

充電バッテリー式を選ぶ

僕はスピードライトの利用頻度って年に数回程度なんですよね。なので、使い終わったら乾電池を抜いておいて、いざ使うって時に入れ直すみたいなことをしないといけないです。
またフル発光時の充填時間が長く、10秒以上かかる印象です。また電池の減りも圧倒的に早いので、コスパもあんまりよくないです。

それに引き換え充電バッテリー式であれば、充填時間も短いし、バッテリーの持ちもいいし、管理もしやすいです。使用頻度が高い人は予備バッテリーを持っていればいいですしね。乾電池式にしてマジで後悔してます

案外i-TTL調光使わない

結局のところ適正露出を得たいというよりは、写真として良い光が欲しいので、i-TTL調光で露出調整されても、結局自分で発光量も焦点距離も調整しちゃうんですよね。
とはいえ、わざわざマニュアルでしか発光できない機種を積極的に選ぶ理由もないので、特に気にしなくてもいいかもしれないです。

以上を踏まえて今欲しいスピードライトがGODOX V1-Nというスピードライトです。

こちらは、いろんなアタッチメントをマグネットでつけられる優れ物です。
レンズと同じように発光部にオレンジ色のフィルターを付けたり、乳白色のディフューザーをつけて光を柔らかくしたりするのですが、今所有しているものと比べて取り回しがこっちの方がいいんですよね。羨ましい。

スピードライトってレンズやカメラボディと違って極端な進化をしないので、一度購入したらメーカー乗り換えない限り手放すことないので、中古市場にはそんなに出回ってないんですよね。うーん、悩ましい。

逆に言えば、一度買ってしまえば、スピードライト自体を使わなくなることや同機種複数台に増やすことはあっても、大きく使い分けをするようなものではないので、えいやと買ってしまうのはアリじゃないかなと思います。何度えいやさせられればいいんだって思いますよね。わかる。

今日はこの辺りで。