大洗磯前神社で天の川を撮影する技術

こんにちは、shuheiです。

風景写真撮影では外せない星景写真という分野があります。年間通して星空撮影は楽しむことができるのですが、とうとう夏の天の川が撮れる季節になりました。

そこで、茨城県大洗にある有名な大洗磯前神社の上磯の鳥居という場所まで天の川を撮影してきました。
撮影HowToではないのですが、反省点もあるので備忘録として記事にしようと思います。

それでは本日もよろしくお願いします。

 

0時出発

日が変わる時間帯に都内を出発しました。途中茨城県に入ったくらいでサービスエリアに寄りまして飲み物をゲット。水戸大洗ICを降りたところ近くのすき家で牛丼をテイクアウトして車内で食べました。
このタイミングで深夜2時くらいでした。

上磯の鳥居到着

goo.gl

狙いである上磯の鳥居の撮影スポットに到着したのは3時前くらい。だいたい10人前後三脚を立てて撮影していたと思います。

そしてお目当ての天の川は5時頃に南東方面から登ってくる為、2時間以上ここで待機です。
待機と言っても、タイムラプス撮影をしたり、構図を変えたりして待っていました。

この日の装備はNikon Z 6にマウントアダプターTZE-01を介してSony FE 14mm F1.8 GM。このSony 14mmには後玉の後ろにLEEフィルター No.5を付けて撮りました。

LEEフィルター、めちゃくちゃいいんですけど、もう生産は終了していて今ではほぼNo.5しか手に入らないんですよね。No.1とNo.3も欲しいんですけど。特にこの日は金星も天の川と一緒のタイミングで上がってくるので、No.5だとフィルター効果が強すぎちゃうんじゃないのかな、と懸念していたらその通りの結果になってしまいました。

ついに天の川の御成

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Nikon Z 6, Sony FE 14mm F1.8 GM, 6.0s, F2, ISO 1600

半年以上久しぶりに夏の天の川の撮影ができました。
久しぶりすぎて色々設定をミスったりしてるんですが、それでも雰囲気のある夏の天の川が撮影できたのではないでしょうか。

そして、こちらがタイムラプス動画です。

金星明るいですね。びっくりする。ソフトフィルターのソフト効果が効きすぎてしまってるんですね。これはちゃんとコントロールすべきでした。

反省

露出が少しアンダー気味

久しぶりの星景撮影なのにもかかわらず、タイムラプスなんてやろうとしたものだから、露出を低めに撮ってしまいました。タイムラプスについては本当に難しいですね。やはりタイムラプスは一度しっかり練習した方が良さそう。

露出はヒストグラムを見た時、中央から少し左にピークがある状態がのちの現像で扱いやすいんですけど、だいぶ左側に山があった。

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ソフト効果が効きすぎた

明けの明星と言って、金星が出ていたのですが、これがまあ明るい。
そして付けていたソフトフィルターが割としっかりソフト効果を出してくれるフィルターだったので、金星が大きくなりすぎてしまいました。

14mmという超広角の画角なので、多少ソフト効果を強めに効かせた方がいいかなと思ったんですけど、惑星がこんなに明るいとは思わなかった。
金星が出ていることは知っていたのですが、初めて金星を入れた撮影だったので調子がよくわからなかった。逆に良い経験になったかなと思います。

フルサイズ2台は欲しい

やはりインターバル撮影をして、タイムラプス動画を制作しようとすると、一度決めた画角は変えられず、できることが減ってしまうので、カメラは2台ないと厳しいですね。
Nikon Z fcは持って行ったのですが、やはりAPS-Cセンサーのカメラで星景撮影は少し厳しいというのが本音です。せめて広くて明るい単焦点がZからも出てくれればいいのですが。NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sで35mm換算30mmとして撮影するのが限界でしょうか。

それならば中古のNikon Z 6をもう一台購入して横に据えてあげるのが一番手っ取り早いのかもしれないです。

以上の反省点を活かし、次は3月頭に大きく横に伸びた天の川の撮影に挑戦したいと思います。

今日はこの辺りで。