BRM911宮城200に参加してきました

こんにちは、shuheiです。

前回の記事からかなり間隔が空いてしまいました。その間、引っ越しだったりなんだかんだと生活が一変してしまった為、なかなか更新ができていませんでしたが、また少しずつでも記事を投稿できればなと思っています。

今回は9月11日に宮城県で行われた自転車のイベントに参加してきたので、そのレポートとなります。カメラネタじゃなくてすみません。

それではよろしくお願いします。

 

ブルベに参加してきました

参加してきた自転車のイベントって何?って話ですが、ブルベという長距離を制限時間内に走り切るとがんばりましたね!と認定してもらえるイベントに参加してきました。

200km、300km、400km、600kmとイベントによって走行距離も制限時間も変わるのですが、今回はブルベ200kmが初開催されてからちょうど100年記念ということで、200kmのブルベに挑戦です。本当は2021年が100年記念なのだけど、去年は各地でまん延防止措置の為中止となっていたので、2022年に繰り越し開催されているようです。

ブルベについて、詳しく語り出すと大変なので、今回のイベントの趣旨だけさらっと伝えますが、200kmの走行距離を13時間30分という制限時間内に走り切ればクリアというイベントです。

開催1週間前は天気がどうなることかと思っていたのですが、宮城県のこの週の土日はスカッと晴れて、むしろ暑いくらいの中での開催となりました。

前日入り

9/10、東京駅から新幹線に乗り込んで、仙台駅11時ごろに到着しました。

実は新幹線での輪行は初めてだったのですが、やはり新幹線を含む特急列車の輪行はやりにくいです。

在来線であれば、先頭車両の運転席側にスペースに自転車を置けば良いのですが、新幹線や特急列車はそういったスペースがほとんどありません。
デッキもほとんど通路としてのスペースしかないし、指定席から目の届かない場所に自転車を置いておくことになるので、少し不安です。
車両の進行方向と逆側の座席の裏に置いておくのがもっとも現実的な置き場になるんですけど、タイミングが悪いと他の自転車乗りの方とバッティングしてしまいます。
そして何よりグループライドの時、複数台の自転車を置くことができずに、困ったことになってしまいます。

なので僕は積極的に新幹線輪行をすることがなかったのですが、東京から仙台への交通手段は車か新幹線くらいしか方法がなく、今回はグループではなく友人と2人での参加だった為、新幹線で前日入りしました。

前日は神社に行ったりご飯を食べたりと、約50kmほど自転車で観光をしたのですが、50kmくらいならいいだろうと、自転車用のパッド入りのパンツを履かずに、普通のハーフパンツとサンダルで乗り回してたんですね、それが後々問題に発展することになります。

テルチェックインから会場入りまで

15時ごろ観光から戻って仙台駅のコインロッカーにブルベに不要な荷物を預けてから、15kmほど走った名取のホテルにチェックインしました。チェックインは17時前後だったと思います。翌日は2時おきの2時汗出発だった為、コンビニで適当に食事を済ませ、大浴場で汗を流したら7時半には就寝していました。

会場までは自転車で30分ほどの距離で、3時半には会場入りしていないといけなかったので、前日コンビニで買っておいた朝ご飯のサンドイッチを食べて早々に出ました。不思議なことにぐっすりと眠れた為、早起き特有の寝不足感は全然ありませんでした。寝起きだったので多少は眠かったけど。

3時過ぎに会場入りし、参加手続きを行います。我々が一番乗りでした。
そして続々と会場に参加者が集まってきます。中にはミニベロで参加している方もいます。やべーな。

軽い説明をを受けて、自転車のチェックをしてもらったらすぐに出発しました。時間はまもなく4時です。ちなみに今回カメラは持っていきませんでした。13時間なので行けるかなとも思ったんですが、カメラのせいで何かトラブルが起きてゴールできなかったら非常に後悔すると思ったので、おいていくことにしました。

スタート〜白石

この日は中秋の名月かつ満月、なおかつ雲も薄く、非常に月の撮影に適した日でしたが、気にせずスタートします。TwitterInstagramには月を入れた風景写真がバンバンと上がり始めていました。

僕もなんとか自転車に乗りながらiPhoneで撮影をしましたが、今日のメインは200kmを走り切ることです。

ちなみにルートはこんな感じ。

名取市サイクルスポーツセンターを南下し、阿武隈川を渡って白石市へ。そこから七ヶ宿湖を抜け、峠を越えて山形県高畠に至ると、そこからピストンで往復するコースです。

出だしは平坦で無風、車も信号もほとんどなかったのでロケットのようにかっ飛ばし1時間ほどで阿武隈川を越えました。
この時間帯になると空も明るくなり始めてきました。

さらに先に進むと田園風景が広がります。有名な田んぼアートもありましたが、時間的貯金を作りたかったので、帰りに余裕があれば見ようとスルーして先へ急ぎました。

goo.gl

白石〜高畠

白石を超えるとじわじわと1%程度の登りが数十kmも続きます。ところどころ軽い峠のような場所があって、下り坂となるところもありましたが、そのほとんどが見えない登りでした。

この見えない登りというのが非常に厄介で、走っている僕らからすると平地に見えてしまう。普段無風の平地であれば30km/hほど、今回は200kmにもおよぶロングライドになるため25〜28km/h程度の巡航速度で走っていましたが、この区間はかなり頑張って23km/h程度でした。
そうなってくると不思議なもので焦ってくるんですよね。まだ70km程度しか走っていないのに、「あれ?疲れちゃったのかな?」「いや、平地で20km/hそこらなわけない」とムキになってペダルを踏んでしまいました。
しかしふと後ろを振り返ると、なんか下り基調に見えるわけですよ。あ、これ登ってるんだと気づくまでに1時間以上かかりました。どうやら無駄に気張ってペダルを漕いでいたようで、体力を著しく消耗しながら、高畑に到着しました。

PC1

ブルベにはポイントコントロール、通称PCと呼ばれるチェックポイントが用意されており、そのほとんどがコンビニです。指定されたコンビニで買い物をし、レシートに打刻された時間と店名でPCに立ち寄ったことを証明するのです。

実はスタート時間が4時、5時、6時と3組に分かれていて、僕たちは4時組だったのですが、到着してものの10分後にはなんと5時組が到着していました。4時組もまだ全員揃っていないのにすごい……。

この時点で5時間程度で到着していた僕たちは30分くらいの少し長めの休憩を取ってから再スタート、今度は来た道を戻ります。

七ヶ宿〜白石

往路はずっと平坦なんだと勘違いして踏み続けてましたが、やっぱりこれ普通に斜度ありました。復路はシャーっとかっ飛んでいきます。すごい下り基調の道で、ここでかなり足を回復させることができました。そのまま白石まで戻って残り50km地点で制限時間まであと5時間30分。なかなかの好ペースです。

白石〜ゴール

白石から田園地帯に抜けるのに最後の峠が待っていました。ここで足を使い切ってしまい、残りの平坦路は無心で漕ぎ続け、なんとかゴールしました。

タイムは10時間40分。

ブルベ200kmの100周年記念特別メダルもいただけました。

なかなか悪くないペースではありましたが、僕たちにしては少し飛ばしすぎたのかもしれません。疲れがどっと出てしまい、認定を受けてすぐに数km先のコンビニに移動して食事をしました。

ゴール後反省会

コンビニでご飯を食べながら今回のブルベの反省会をしていました。

まずは前日50kmもパッドなしパンツで走り回っていたせいで、スタート時点からそれなりにお尻に痛みがありました。騙し騙し走り続け、ゴールもできましたが、完全に舐めプでした。

また、これは毎回反省しているのですが、補給の難しさです。
今回、ホテルでサンドイッチを食べたのが2時ごろ、スタートは4時で次の補給が6時になってしまい、空腹感でいっぱいになってしまいました。
やはり、ロングライドでは空腹を感じてからでは遅いので、せめて5時ごろに何か食べられるように補給食を持って走るべきでした。
一応ゼリーは持っていたんですけどね、僕の場合固形物をバクバク食べてる方がいいのかもしれません。

最後に、無理をして足をつかってしまったことで、上り坂と気づかずに踏んでしまったのはもったいなかったなと思います。ああいうところは無理して踏んでも大して速度変わらないので、ゆるゆると走っていいはず。特に今回は制限時間にもだいぶ余裕があったわけなので。

祝賀会

仙台駅まで15kmほど、自走で戻り、ロッカーから荷物を受け取ったらサウナでさっぱりしました。帰りの新幹線まで少し時間があったので、駅近くの牛タンのお店でビールを飲みながら次のライドの話をして帰りました。

今回無事に走り切ることができて本当に良かったなと思います。
課題は見つかりましたが、その課題をひとつひとつクリアしていくのが面白いんです。写真と同じですね。

さて、久しぶりのブログでしたが全然カメラ写真と関係のない話題でしたので、次は夏に撮った新星景写真のお話ができればと思います。

今日はこのあたりで。