雨の日にロードバイクに乗る技術

こんにちは、shuheiです。

みなさん、防水してますか?

以前雨の中400km自転車で走ってきたよという記事を書いたのですが、その時に色々と勉強になったので、改めて雨の日にロードバイク、自転車に乗る方法を考えてみたいと思います。

shuinout.hatenablog.jp

それでは本日もよろしくお願いします。

レインウェアを着る

雨や汗で体が濡れた状態で風にあたると体がどんどん冷えていきます。それは気過熱として体温が奪われたり、空気より水の方が熱伝導率が高く、やはり体温が奪われてしまうことが原因です。

そうならない為に、体を濡らさないこと、体から水が離れる手段を考えた時に、真っ先に取られる手段がレインウェアを着ることです。

 

いろんな種類がある中で、GORE-TEXファブリックスを使用したレインウェアが理想です。

GORE-TEXファブリックスとは、透湿防水性が高いフィルムのことで、レインウェアはこのフィルムの外側と内側に表地と裏地を貼り付けています。

防水は水の侵入を防ぐこと、透湿性とはウェア内の湿気を外に逃すことで、汗で蒸れにくい作りになっています。

ロードバイクは常に汗をかき続けるスポーツなので、コンビニなどで売っているビニールのカッパなどでは、雨の侵入は防げますが、自分の汗で服が濡れ続けてしまい、結果として体が濡れた状態になり、冷えに繋がってしまいます。

 

アウトドアメーカーが販売しているレインウェアは、登山で利用するシーンを想定していて、かなり高い透湿防水性と軽量なものが多いので、高価ではありますが非常におすすめです。

webshop.montbell.jp

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ですが、モンベルの商品は比較的手頃でクオリティも高く、また壊れてしまった時の修理や部品取り寄せなどのサポートが非常に充実しています。

レインパンツに関しては履かない人も多いですが、いざという時に持っているのといないのとでは大きな違いなので、一着持っておくことをおすすめします。

また、登山中もそうですが、レインウェアはウインドブレーカーや防寒着として使うこともできます。

僕は登山用に持っているノースフェイスのクライムライトジャケットを使っていますが、少し身幅が大きくロードバイクで走ることを考えると空気抵抗が大きい為、あまり適してはいません。

テムレスを付ける

春先くらいまでの寒い時期、特にブルベなどでオーバーナイトで走ることを想定すると、手先の防水防寒も非常に大事になってきます。

ただ他のアウトドアと違い、ロードバイクは手先で操作することが多い為、あまり五羽付きのある大きなグローブは付けられません。

またレインウェアと違って防寒着として利用する場面もあまりない為、テムレスをお勧めします。

www.showaglove.co.jp

このテムレスにはいくつかシリーズがありますが、ドローコードが付いていて、裏起毛の02winterがおすすめです。

裏起毛は暑くていらないなという方はこちらの03advanceがいいですね。

www.showaglove.co.jp

02winterは雪山登山で利用する人もいるくらいの人気商品です。

僕はこの下にパッド付きの指抜きグローブを付けて、アウターグローブのようにして使っています。

 

付け方にコツがあって、ドローコードがあるので、レインウェアの上からグローブを付けたくなるのですが、腕の上から滴り落ちてくる水がグローブの内部に侵入してしまうので、必ずグローブの上からレインウェアの袖を被せるようにしてください

レインシューズカバーを付ける

ロードバイク用のビンディングシューズはSPDにしろSPD-SLにしろLOOKにしろTimeにしろ、基本的に通気性がめちゃくちゃ良いように作られています。

なんならクリートを止めるネジ穴は足裏まで貫通していて防ぐ気なんて微塵もありません。

雨の侵入を防ぐ為にはレインシューズカバーを付けるのですが、これどうなんでしょう?正直全然水を止められる気がしませんが、気休めくらいにはなるんでしょうか?

そこでおすすめの方法は、靴下の上からビニール袋を履き、そのまま靴を履いて、最後にレインカバーを付ける方法です。

確かに汗で蒸れはしますが、雨でビチャビチャになってしまうよりは随分とマシです。

足先も手先と同じように、長時間濡らしてしまうと走行に影響が出てしまうので、なるべくなら濡らさない方がいいですね。

またこちらもグローブの時と同じで、必ずレインパンツの裾でレインシューズを覆うようにしてください。

逆にしてしまうと、同じ理屈でレインパンツから落ちてきた雨水がカバーの中に進駐してしまいます。

妥協点も必要

これら完全防水を決め込んでも、何時間もロードバイクで走っていればいずれ浸水してきてしまいます。それでもノーガードで雨に濡れるよりは全然マシにはなります。

ただ、季節によっては体が濡れることのデメリットがあまりなかったりもするので、その場合、レインウェアを持ったり、グローブを用意するのはただ荷物を増やすだけになりかねません。

登山と違って、どうしても雨で進めなくなってしまったら途中で走るのをやめることだってできます。輪行袋があれば最寄りの駅まで行けますし、仮になくてもタクシーを呼ぶなど、現実的な散財でドロップすることができます(逆に山の場合はほぼほぼ不可能に近く、緊急時オペレーションとなります)。

そもそも雨が降りそうならば走りに行かない選択をするのがベストですが、そうもいかない事情もありますので、今回ご紹介した防水テクニックを使ってよいレインライドを楽しんでもらえたらと思います。

それでは、本日はこんなところで。