PBPで散財する技術(かかった費用公開)

こんにちは、shuheiです。

総評記事も4つ目です。全然総評できてないことに気づきましたが、今日はみんな大好きお金の話なので是非最後までご覧いただけたらと思います。

それでは本日もよろしくお願いします。

筆者のスペック

年齢: 38歳
性別:
身長/体重: 173cm / 62〜64kg
体脂肪率: 18〜20%

 

ロードバイク歴: 約5年
2022年年間走行距離: 3,509km
19th Mt.富士ヒルクライム: 1時間50分27秒
2023BRM1211東京200弁天橋: 12時間27分
2023BRM311埼玉300常陸: 16時間6分
2023BRM318千葉400Go!白河: 25時間34分
2023BRM422埼玉600アタック二本松: 38時間34分

今日は走りについては特に言及しないのでスペック晒す意味あんまないんですけど、お約束なので掲載しますね。2024年の目標はSR600と富士ヒルブロンズかって思うといっぱい坂登らないといけないんですね。辛い。

 

では、早速ですがPBPにかかった全費用を洗い出します。

ただし、僕の場合いくつか特殊な例もあるので、その辺りは適宜読み替えてもらえればと思います。

 

尚、ユーロ支払いのものについては、換金時レートも付記します。

クレジットカードでの支払いについては、請求時の日本円を換金時レートとしています。

PBPエントリーフィー関連

プレレジストリ: 50EUR (7,388JPY)
レジストリ: 140EUR(21,967JPY)

まずはレジストレーション、出走登録をしないと何も始まりません。

shuinout.hatenablog.jp

僕は2022年10月に600kmのブルベを完走していた為、2023年1月28日から2番目の優先順位でプレレジストレリできました。この時、まず50EURPayPalで支払います。

そこから半年間かけてSRを取得し、5月27日に本レジストリが開始され190EUR支払いますが、プレレジで支払っている50EURを差し引いて請求されるので実質140EURを追加で支払っています。前金みたいに考えてもらえればと思います。

実際には記念ジャージや小冊子などのオプションを追加しているのでトータルで140+100EURを本レジのタイミングで支払っています。

渡航

航空券代: 333,000JPY
往路バイク輸送費: 100USD(14,590JPY)
復路バイク輸送費: 100EUR(16,065JPY)

今回の旅費で最もウェイトを占めた費用です。

僕自身2度目の海外旅行、自転車を海外に持っていくのも初めてで、日程的にも出走2日前に到着するギリギリの日程だった為、ロストバゲージやバイクの破損が怖かったので直行便を選択しました。

羽田発、シャルル・ド・ゴール着のエールフランス航空の便を選んだのですが、エールフランスは自転車の輸送がサイズに関係なく入国時100USD、出国時100EURが掛かります。

また事前に連絡が必要でそのやりとりはFacebookのMessangerアプリを利用して日本語でやり取りをしました。

wwws.airfrance.co.jp

どうせ追加料金になるので容量やサイズを気にする必要がなくてその意味では気が楽でしたが、事前申告がちゃんとできているかはかなり不安でした(結果大丈夫だったので杞憂だったのですが)。

バイクも破損することなく無事渡仏できましたし帰国も問題ありませんでした。

ですが、同じエールフランス航空の前日深夜便を利用した方の中で派手にチェーンリングをやられた方がいたり大小トラブルはあったようです。同じケース、同じパッキングでも問題ない人も大勢いるので運が悪いと結構重大な事故が起こってしまうようです。ちなみにその方はランブイエのショップで修理し、無事完走されておりました。良かった良かった。

宿泊費

羽田空港渡航前日1泊: 8,404JPY
サン=カンタン=アンイヴリーヌ3泊朝食付き: 68,786JPY
モンパルナス2泊朝食付き: 31,710JPY

サン=カンタンは出走前の8/18-21まで、モンパルナスは出走後の8/24-26までのブッキングです。フランスでは宿泊税が必要になりますが、こちらも含まれた金額を掲載しています。

今回、サン=カンタンではExpedia、モンパルナスではHISを利用して予約しているので、見ている金額も支払った通貨もJPYでの記載でした。

 

PBP出走日が8/20なのにサン=カンタンのホテルを8/21までにしているのは夜出走に備えて15時までホテルで仮眠する狙いがあったのですが、チェックアウトするからとホテルの人に伝えた時の「え?明日までだよ?」みたいなリアクションに説明するのが大変でした。この辺り事前にメールなどでやりとりしておくといいかもしれません。もしかしたら出走日のチェックアウト時間を遅らせてもらえたかもよ。

 

また、中にはフランスにいる時間通しで部屋を抑えて、バイクケースやスーツケースなどを置いたりDNF時の避難先にしておく方もいたようですが、今回僕は日本から友人が観光で渡仏していて、出走前日と当日に荷物を預かってもらっていたので部屋は抑えませんでした。友に感謝。

 

さらにこの金額は一緒にPBP出走する友人と泊まった為、実際にはここから宿代を折半しましたが、海外だと宿泊人数によって宿泊料が変わったりせず部屋代として取られるので(朝食や宿泊税は当然人数分だけど)目安としてはこんなものかなと思います。

ただもっと早くに予約をするとか、3人で部屋を抑えるなど費用を抑える手段はあったと思います。

 

また渡仏前日は羽田空港付近のホテルに前泊しました。こちらのみ1人で宿泊。出国日6時に羽田空港第3ターミナルに確実に到着していたかった為です。こちらもリスク許容度や住んでいる地域によって上下する部分です。

タクシー代

CDG空港→サン=カンタン=アン=イヴリーヌ: 29,326JPY
ホテル→ベストウェスタン往復: 27.70EUR(4,477JPY)
サン=カンタン=アン=イヴリーヌ駅→ベストウェスタン往復: 26.28EUR(4,330JPY)
モンパルナス→CDG空港: 108.13EUR(17,476JPY)

タクシーは結構使いました。空港からホテルの往復はバイクケースを持って一番治安の不安な空港付近とパリ市街地を移動したくなかったのと、できる限り体力を温存したかったからです。

またドロップバッグの預けと受け取りで両方ともタクシーを利用しています。これも体力の温存が理由ですが、距離的には自転車や電動キックボードでも良かったですね。

 

今回タクシーのトラブルがかなり多くて困りました。予約したのに指定の場所に来ていない、配車されない、合流がなかなかできない、指定の場所に行ってくれないなど。なるべくタクシーを使わない方がストレスは少なかったかもしれません。

こちらも基本相棒となっていたので表示金額からは折半しています。

フランス国鉄N線電車代

トラップ→ランブイエ往復: 7.80EUR(1,261JPY)
サンカンタン→ランブイエ: 3.90EUR(630JPY)
ランブイエ→モンパルナス: 5.00EUR(804JPY)
モンパルナス→サンカンタン往復: 10.00EUR(1,608JPY)

N線はスタートランブイエとホテルがあるトラップとゴール後のホテルがあるモンパルナスを繋ぐパリのローカル線です。

日本の電車と違い、自転車もそのまま持ち込めます。便利。

電動キックボードTIER

サン=カンタン=アン=イヴリーヌ市街地周遊: 11.79EUR(1,894JPY)

TIERはパリで普及している電動キックボードです。日本でも普及し始めているLUUPとほとんど同様のサービスで、都内でもよく利用しているのであまり苦労せず利用できました。まあ利用者のマナーが悪く、日本でもフランスでも自転車乗りからはめちゃくちゃ煙たがられてるので悲しいですが……。

主にサン=カンタン=アン=イヴリーヌ市街地の移動で利用していました。トータル6kmほど移動してます。

食費

8/19 昼食Café de la Gare: 約20EUR
8/19 カフェPasta et Dolce: 6.60EUR(1,067JPY)
8/19 夕食Pomme de Pain - La maison du sandwich: 11.00EUR(1,794JPY)
8/20 昼食Burger King: 8.70EUR(1,406JPY)
8/20 夕食Burger King: 8.80EUR(1,422JPY)
8/24 昼食Café de la Gare: 約20EUR

やはり基本的に日本と比較すると割高でしたが、味はどのお店もおいしく困ることはありませんでした。

19日と24日にランブイエ駅で寄ったレストランが割と好みです。

maps.app.goo.gl

金額はちょっと覚えておらずハンバーガーのセットとオランジーナで20EURくらいだったと思います。

コントロール・WP・私設エイド・道中のレストランでの出費

8/21支払い分: 44.30EUR(7,159JPY)
8/22支払い分: 48.90EUR(7,919JPY)
8/23支払い分: 53.00EUR(8,590JPY)
8/24支払い分: 19.6EUR(3,152JPY)
その他現金支払い: 114.00EUR

コントロールやWP、私設エイドで支払ったのは食事補給食仮眠室利用料です。明細を見てもどれがどれか全然わからないです。

仮眠室の利用料はコントロールによってさまざまで5〜8EURほどでした。

食事に関してもだいたい一回の支払いで10EUR前後のことがほとんどでした。パリのレストランと比べると安かったですね。

コントロールではクレジットカードが利用できましたが、最速はApple Payでした。日本ではQUIC Payの名前で通っていますが国内でQUIC Payが利用できていればフランスでも利用可能でした。

 

一方私設エイドは現金のみでした。

現金はどこでいくら払ったかまったく覚えていないのですが、空港で150EUR換金して帰国後の残金から114.00EUR利用していたことがわかりました。おそらく私設エイドでの食事や一部現金のみのレストランやコントロールのサービスで利用していたのだと思います。

今回旅費として計上しなかったもの

  • 優先エントリの為のブルベエントリーフィーや移動費と食費など
  • 2023SR取得のためのブルベエントリーフィーや移動費と食費など
  • PBPのために用意したバイクやパーツ等の機材費及びウェアなどの費用
  • 記念ジャージを含むウェアなどの購入費(公式反射ベストはエントリーフィーに含まれる)
  • 完走後の観光費用

合計金額

ここまで列挙したPBP完走までにかかった費用、合計は513,611JPYでした。

かなりの円安が進み、また世界的物価高が影響しましたがなんとか50万円程度で収めることができました。

今時50万円じゃミドルグレードの完成車も買えないので、まあ安いものですね。

渡仏期間中のレートはだいたい1ユーロ=160〜162円で、前回2019年8月が117〜118円だったので、とんでもない円安の中渡仏していたんですね。

 

次回2027年の8月、円相場がどうなっているか僕にはわかりませんが、だいたいの予算感は伝わったのではないでしょうか。

 

それでは今日はこのあたりで。