PBPの準備をする技術(ドロップバッグ編)

こんにちは、shuheiです。

PBPは1,200km90時間の往復の旅で、スタート地点のランブイエから430kmほど行った先、ルデアックドロップバッグを配置することができます。

これによって重たい荷物を持たずにルデアックで荷物にアクセスでき、不要な荷物とこれから必要になる荷物とを入れ替えたり、着替えをしたりすることができます。

今回はそのドロップバッグの中身を見ていきます。

それでは本日もよろしくお願いします。

ドロップバッグサービス

今回はグッディスポーツドロップバッグサービスを利用することにしました。

規定では荷物のサイズが50×50×30cm以内に収めなくてはなりません。

また、パリまではザックに入れて運ぶので小さくなるものを用意したかった為、今回はハピタス折りたたみボストンLをドロップバッグとして使用します。

www.loft.co.jp

横幅が55cmと少し大きいのでパンパンに詰め込まないようにしないといけませんが、折り畳んだ時に20cmくらいの正方形の大きさになり、持ち運びがしやすかったのでこちらを選びました。

 

この中に往路430km、復路780km地点で取り出すものを詰めていきます。

ウェア関連

ウェア編で紹介した1回目の着替えと2回目の着替えを入れます。

また、防寒用の予備としてフリースとサドルバッグに入れるユニクロウルトラライトダウンが濡れてしまった時の為に、もう1着ダウンを入れておきます。

www.uniqlo.com

またどのタイミングで交換するかはわかりませんが、グローブも1セット入れておきます。おそらく復路ルデアックで交換することになるかな。

バッテリー関連

トップチューブバッグにAnker10,000mAhを1本常備する為に、ドロップバッグの中には2本の10,000mAhを入れておき、出発のたびに入れ替えます。おそらく電力が枯渇することはないと思いますが、念の為です。

また、20,000mAhを1本入れておき、ルデアック滞在中の充電はこの20,000mAhに任せます。

たぶん本当に電力使い切らないと思う。

 

これに加え、USB Type-C → LightningケーブルUSB Type-A → USB microBケーブルも予備で入れておきます。これはトップチューブバッグで持ち運ぶケーブルが断線してしまった時を考慮して入れておきます。ここぞと言う時に断線って起こるものだと思うし、そんなに嵩張らないので入れたら得しかありません。

 

それとおそらく使わないであろう単四電池4本はリアライトの交換用です。

7月後半に電池交換をしたので、おそらく切れないでしょう。

 

フロントライトはGaciron V9SP-1260の前モデルV9SP-1200を2本入れてこちらもルデアックに到着するたびに1本ずつ交換します。

gaciron.stores.jp

ただ場合によっては復路ルデアックでは装備しているライト2本ともバッテリー切れになっている可能性もあるので、その時は20,000mAhのモバイルバッテリーと、往路で交換した10,000mAhのバッテリーを使って充電しながら仮眠する予定です。

その他自転車関連

もちろん替えのチューブは持って走りますが、そのチューブを使い切ってしまった時の為にもう2本、ドロップバッグに入れておきます。

 

輪行袋もドロップバッグに入れておきます。

普段ブルベの時はサドルバッグに輪行袋を入れておき、いつトラブルがあっても輪行できるようにしていましたが、今回PBPではサドルバッグに入れて持ち運びたいものが多く、輪行袋を収納できるスペースがなくなりそうなので、ドロップバッグに入れておきます。

つまりルデアックからでないとDNFできない縛りです。

ブレストからパリまで帰ることができるTGV輪行袋必須のようですが、いざとなれば購入できるそうです。

こういうものはリスクとリターンを天秤にかけないといけないのですが、今回に限っては輪行袋を持ち運ぶことのほうがリスクが高いと判断しました。デメリットがないとは思っていませんが、メリットも大きいと考えています。

日用品仮眠関連

ルデアックでの仮眠所はかなり寒く質もあまり高くないと聞いたので、廊下でも寝られるようにサーマレスト ネオエアーウーバーライトを持参します。

e-mot.co.jp

またドロップバッグの容量が許すようならモンベルシュラフを入れておきます。

ダウンハガー800 #3です。

webshop.montbell.jp

そんな時間があるかわかりませんが、歯ブラシとシャワー用のシャンプーとボディーソープのパウチを持っていきます。

食事関連

どうも日本食が非常に恋しくなるようで、家にいくつか余っているアルファ米おかゆ、炊き込みご飯などを入れておきます。水で戻して60分後に食べられるので、ルデアックを出発するときに水を入れておいて、途中で食事すればよいかなと考えています。

お湯もコントロールのスタッフにお願いすればもらえたという証言がありましたが、そんな時間はないかもしれないので。

しかもお湯を入れてしまうと割と冷ますのに時間がかかります。熱いのよ。

 

薬も入れておきます。

入れる薬は痛み止め胃薬。こちらはいざという時に飲めるように持ち運びますが、同じく弾切れ対策です。

まとめ

ランブイエを発つギリギリまでドロップバッグの中身をあれこれ考えていそうですが、現時点で考えているのは以上です。

ドロップバッグはブルベライダーの生命線です。きっちり使い切ってゴールまでエンジンを燃やし続けられるようにします。

それでは今日はこのあたりで。